2023.07.21 | おたより今月の園だより

7・8月園だより

夏だ、プールだ、花火だ~!

「今日こそ主の御業の日。今日を喜び祝い、喜び躍ろう。」

(詩編118編24節)

園 長 塚本吉興

あちこちで「4年ぶりに開催します!」という言葉を聞くようになってきました。今年の夏は、コロナ前に戻ったかのように、色々なところで夏の定番行事が復活しそうです。幼稚園の夏の行事と言えば、ゆり組の子どもたちが楽しみにしているお泊り保育です。夜の動物園というイベントがありますが、夜の幼稚園も普段の昼間の幼稚園とは違って、ドキドキするものです。「大型バスに乗ってます♪」と歌いながら、遠くの公園にお出かけしたり、みんなで一緒にかき氷を食べたり、プールのお風呂、「ようは温泉」(温泉ではありませんが…)に入ったりして、夕方には手持ち花火をします。そして何と言ってもお部屋に布団を敷いて、お友だちと一緒にゴロン。もう楽しさMAXで、今からウキウキです。たった一晩だけですが、次の日、また幼稚園でいっぱい遊んで、お昼ごろにお家の方にお迎えに来ていただく時には、何かみんな一回り大きくなったような誇らしげな顔をしています。こうやって、子どもは成長していくんだなぁ、と嬉しくなります。

長い夏休みはそれぞれのご家庭でも、旅行をしたり、故郷に帰ったり、プールに行ったり(海の中道のサンシャインプールは7月1日から土日オープン!)という、普段とは違う楽しみを絶賛計画中というところも多いのではないかと思います。我が家の4人の子どもはそれぞれ大学生、高校生、中学生となり、また、長男は東京、三男は新潟に暮らしているので、そもそもこの夏に全員集まることってあるのかな、という感じですが、子どもたちが小さい時は、よく外に遊びに行ったものです。ちょろちょろ流れる小川を上流にたどって行って蛇と鉢合わせをして慌てて逃げたり、朝の4時に起き出してカブトムシを取りに森林公園に入って行ったり、夕方に高台に行って夕日を一緒に眺めたり、今考えれば「映える」シチュエーションも結構あったと思いますが、スマホ全盛期ではなかったので、写真は何枚か撮りましたが、写真に写りきらない光景や楽しさを味わうことにむしろ心が向いていたような気がします。また、別に大したことをしていたわけではなく、ベランダに小さなプールを出して水遊びをしたり、ホットプレートで焼肉をして家中が煙たくなったり、本当に普通のこと、近場でできること、お金も労力もそんなに使わないことが楽しく、また、思い出に残っています。

聖書の言葉に「今日こそ主の御業の日。」とあります。もう少しくだけた聖書の訳では(聖書は元々はヘブライ語とギリシャ語で書かれているために日本語訳は複数あります。)、「今日こそ、主がお造りになった日です。さあ、この日をぞんぶんに楽しみましょう。」とあります。長い夏休みも、あっという間に過ぎてしまいますし、子どもたちが小さくてお父さんやお母さんと一緒にお出かけしてくれる時もあっという間に過ぎてしまいます。今日という日を楽しみましょう。ディズニーに行かずとも、温泉に行かなくても、子どもたちは懐中電灯を点けて、広げたシーツの下でキャンプごっこをしているだけでも、そこに大好きなパパやママがいるなら十分に楽しいのですから。

お気軽にお問い合わせください

入園や見学のご相談、
その他ご不明なことがありましたら、
お電話かメールでお問い合わせください。